海外で電話を利用する場合のスマートフォンレンタル

海外で電話を利用する場合にスマートフォンをレンタルするほうが、いいの?

最近は海外へ出かける人達も多いです。海外旅行だったり、海外出張だったり。現地でもいろいろと連絡を取りたいでしょうが、その場合には自分のスマートフォンをそのまま持参して利用するほうがいいのでしょうか?それとも海外専用のスマートフォンをレンタルするほうがいいのでしょうか?

今回は【海外で電話を利用する場合にスマートフォンをレンタルする方法のメリット・デメリット】をご紹介しています。
レンタルを利用したほうが良い人もいますので参考にしてみてください。
 
■海外用スマートフォンをレンタルするメリット
 
まずはあなたのスマートフォンを海外で使用する場合と比較して、海外用スマートフォンを使うほうが良いメリットをまとめておきましょう。
 
⑴.「現地の電話回線を使うために、安全性の高さがあるから安心できること」
例えば、一緒に海外旅行に行っているお友達と通話する場合のことをイメージしてください。この場合は、国際ローミングになりますから、現地→日本→現地と一度日本を経由して通信します。
 
海外用スマートフォンの場合は、現地→現地と直接通信できます。国によって通話の通信状況が違いますが、一般的に考えて、直接通信できるほうが安定した通信環境になります。タイムラグも少ないですし、音声も綺麗に聞こえます。通話をする機会が多いならば、海外用スマートフォンをレンタルするほうがいいでしょう。
 
⑵.「海外用スマートフォンの方が通話料金は安いこと」
自分自身のスマートフォンを海外に持っている場合で、現地同士で通話する場合は前述したように現地→日本→現地となりますから、日本を経由しますから通信コストがかさみます。同じ時間の通話であっても割高になってしまいます。
 
それだけではありません。国際ローミングをする場合は、国によっては発信するときだけでなく、着信するときも料金が必要なシステムの場合もあります。そうなるとケースバイケースで電話に出られない場合も着信があるだけで料金が請求されてしまいます。連絡もしていないのにお金を取られるので注意しましょう。
 
日本の携帯電話会社の料金システムは30秒単位での課金システムの場合が多いです。しかし、海外用レンタルスマートフォンの場合は、1秒単位のことが多いです。同じ時間の通話時間でも、回数が多いとかなり安くなります。
 
⑶.「万が一のトラブルがあっても安心補償制度があること」
海外は日本と違って治安が良くないケースが多くため、スリや置き引きもよくあります。また置き忘れをしてしまっても日本のように届けてくれる場合も少ないので紛失しまう可能性も高いのです。
 
そんな場合に自分が所有しているスマートフォンの場合、番号を悪用されたり、個人情報が漏洩したりするに違いありません。保険に入っていれば機種代を補償してくれる可能性もありますが、もしも加入していないならば、全て自腹。本体を買い直さなければなりません。
 
ですが海外用のスマートフォンをレンタルしていれば補償制度がある場合が多いです。すでに登録している電話番号や通話した番号の履歴が残っていれば、その番号の漏洩リスクはあります。しかし、レンタルですから不要な分は登録していません。被害は最小限に押さえられます。スマートフォンレンタル業者では、さまざまな補償制度を設定しています。万が一のトラブルに備えて加入しておけば安心できるのではないでしょうか?
 
⑷.「海外出張の清算をする場合に、自分のスマートフォンの明細を提出する必要がないこと」
通話料金を請求したい場合は証明が必要になります。自分のスマートフォンを海外出張で利用した場合は、明細を提出しなければなりません。
 
面倒くさい面もありますが、そもそもプライバシーの通話記録もあるのです。抵抗がある人が多いのではないでしょうか?海外用スマートフォンレンタルの場合は、その利用明細を出すだけでいいですから、清算もとってもスムーズです。最近では明細が出ないタイムカウントシステムのレンタルスマートフォンも多いです。こういった場合ならば、返却するときに清算できますから海外出張には、とっても便利です。
 
 
■海外用スマートフォンをレンタルするデメリット
 
メリットはご理解いただけと思いますが、次に海外用スマートフォンレンタルのデメリットを見てゆきましょう。

⑴.「日本と通話する場合の料金が高くなること」
海外用レンタルスマートフォンは現地同士で通話する場合は安上がりです。しかし、日本国内や他の国との通話が多い場合はマイナス面が気になります。国際ローミングになりますから通話料金が割高になります。海外旅行や海外出張で日本国内の通話が多かったりして、現地の通話が少ない場合は、海外用レンタルスマートフォンには向いていません。
 
⑵.「もしも通話しなくてもレンタル料金が発生すること」

現地でスマートフォンを利用することが多いと思っていても、実際に使わなかった場合もあるでしょう。この場合にはせっかくレンタルしても費用が無駄になっています。
 
レンタル業者の中には本体のスマートフォンレンタル料金が無料であって、通話した場合だけ限定で通話料がかかるようなシステムをとっている場合もあります。ケースバイケースでそういった契約ができるレンタル業者を利用することもありでしょう。
 
⑶.「データ通信ができないタイプのスマートフォンの機種が多いこと」
海外用スマートフォンレンタルに対応している機種モデルは一般的にデータ通信に対応していない場合が多いです。日本からスマートフォンを持っている場合も、日本の料金システムと比較して割高になってしまうこともあります。目的に応じて海外用のWi-Fiレンタルを検討してみてはどうでしょうか?
 
⦅どういった人達が海外用スマートフォンレンタルに向いているのでしょうか?⦆
 
メリットとデメリットをまとめてみたら、どういった客層の人が海外用スマートフォンレンタルに向いているのかが分かりますので整理しておきましょう。
 
・日本国内との通話するケースが少なく、主に現地での通話が中心になる人
・たくさんの人数での長期海外旅行・留学・長期海外出張で、メンバーや仲間で頻繁に連絡を取りたい人
・海外の現地でデータ通信をするケースが少なく、通話することがメインでスマートフォンを使う人
・自分が持っているスマートフォンが国際ローミングに対応しているモデルではない人
・国際ローミングの対象エリア外へ渡航する予定がある人
・現地の治安が良くないのでスリや盗難の心配がある人
 
こういった条件を考えて、渡航先や滞在日数・現地での通話の種類や通話の頻度などをチェックしましょう。あなたが現在所有しているスマートフォンのモデルをトータルに考えて、メリットが大きいと判断できるならば海外用スマートフォンレンタルをするといいでしょう。
 
■いかがでしたでしょうか?
頻繁に同じ海外の国に訪問する場合は現地でスマートフォンを購入するほうがいいでしょう。海外用スマートフォンレンタルをすると、レンタルをする都度に電話番号が変わります。勤務先・取り引き先・ご家族やお友達……何人にも海外出張や海外旅行の度に、自分の携帯番号を知らせるのは面倒なことです。
 
だから、スマートフォンの使用頻度が多く勤務先の現地法人があるなど同じ国に頻繁に行くならば、スマートフォンレンタルよりも購入のほうがいかもしれません。まずはレンタルで試してみて、回線状況や機種の使い勝手を確認してください。
 
実際に体験したあと、現地でスマートフォンを購入する方法だと安心できます。現地のスマートフォンを直接契約したほうが長期的にみても料金はおトクになります。もっと費用を抑えたいならば、日本でSIMフリーのスマートフォンを購入するといいです。現地に行ってから、SIMカードだけを契約すればいいです。またプリペイド型のSIMを購入する方法もあります。
 
いずれの場合でも現地の言語でやりとりしなければなりません。それなりの準備をしないと上手くゆきません。注意してください。ケースバイケースで、レンタルするか購入するか決めましょう。


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